臓器移植と人の死
私が初めて「心臓移植」というものを知ったのは、「命」とか「人の死」とか何にも分かってなかった小学生の頃だった。(今なら分かるのか?と聞かれたら、もう笑うしかないけど…)ドナーの心臓が止まってしまってからでは遅くて、まだ動いているうちに移植すると書いてあったのを覚えてる。「脳死」という状態もそのとき知った。確か「脳が機能しなくなって、短時間のうちに心臓も停まってしまう状態」というようなことが書いてあったと記憶している。そうなってしまったドナーから、まだ動いているうちに心臓を取り出して移植するのだと…子供心に「すげー!」とか思った。ドナーの命については深く考えられなかった。どっちにしても死んでしまう人くらいに思ってた。
「植物人間」とか「植物状態」という言葉を聞いたのは、もっと後だったと思う。長い間目を覚ますことなく、チューブで栄養を取りながら、機械の助けで呼吸しながら生き続けている人。もしかしたら目を覚ます日が来るかもしれないが、このまま目覚めないかもしれない状態。「脳死」と「植物状態」は違うのだと聞いた。
「長期脳死」という言葉は、ごく最近知った。脳死と判定されてからも心臓は動き続けている。髪も爪も、身長さえも伸びるのだそうだ。ちょっと待ってよ、短時間のうちに心臓が止まっちゃうのが脳死じゃなかったの?「植物状態」という言葉にはすごく違和感を感じるけど、彼らは「脳死」ではなく「植物状態」なんじゃないか?と思う。どう違うのか教えて欲しい。
臓器移植法改正A案が成立してしまったら、彼らは「死んでいる」とされてしまうのか?確か死体は墓所に埋葬しなくてはいけないという法律があったように思うんだけど、まさか…ねぇ
移植が必要な子の親御さんが「できる限りのことをしてやりたい」と願うのは当然だと思うし、長期脳死とされる子の親御さんが「この子は生きている」と言うのも当然だと思う。ドナーとなった人の家族は?やっぱり複雑な思いを抱えているんだろうな。
どっちにしても「国内では出来ないから海外で」という今の状態はおかしいよね。


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